おっちょこちょいの親切者

梅雨入りした日に電車で見かけた光景。

電車の降り際に折り畳み傘を落とした人。その人全く気づかず電車を降りようとして、目の前で座っていた人がおお慌てで呼び止めて傘を拾って渡してやるーという光景を目撃しました。
なんて親切なお方でしょう…。と思って見ていたのですが、その人は慌てたあまり膝に抱えていたジャケットはおろか、鞄の中身を盛大に床へぶちまけるという、なんだかおっちょこちょいを絵に描いたような方で。しかも慌てついでで自分の足元に名刺入れが置き去りになったことも気づかぬまま…。

親切なことは手放しで誉められるものですが、その結果自分もまた落とし物をしているということに気づかないあたりがなんとも…。
もりかわ向かいに座ってたので、口に出さずに足元の名刺入れを指し示し電車を降りましたけれども、もりかわが気づかなかったら、名刺入れだけ印旛日本医大まで行ってたかも。